私が屋外看板用の低溶剤インクの開発、量産、プロモーションをEPSONと共同開発して、私が検証と評価して市場調査に基づき設計仕様を決めて、インク開発の設計と改良の方向性をEPSONにフィードバックしていました。
三世代目の低溶剤ソルベントインク「ECO SOL MAX」という名前が世界中に浸透して、「エコソル」という名称が国内外で広まり業界に定着し始めたのが2004年9月の東京ビッグサイトの展示会「サイン&ディスプレイショウ」です。
2005年5月1日のRolandDG(ローランドDG)創立記念日に、私個人でECO-SOL MAXインクの開発と営業支援及びプロモーション活動によって業績貢献が認められ「社長賞を個人で受賞」したキャリアのピークでした。
その後にも、世界初で「LEDUVランプとEPSONのマイクロピエゾプリントヘッドを搭載したUVインクジェットプリンタ」を、サカタインクスの水谷さんと私が主体でインク開発し、私がプリントヘッドとのマッチングや設計や販売する上でのノウハウを惜しみなく投入した「LEC-300」を2008年に販売しました。
また白インクの沈殿対策で「インク循環方式」を世界初で量産機に採用して特許出願しています。
現在はEPSONのマイクロピエゾを搭載したRolandDGのUVプリンタがアクスタ(アクリルスタンド)を、小ロット1枚から生産する市場が出来上がりました。
(後発ですが、最近ミマキエンジニアリングもEPSON製の最新1200dpiのマイクロピエゾプリントヘッド搭載したLEDUVプリンタを販売しています。)
コロナ禍によってオフィス向けのレーザープリンタの複合機の出荷が落ち込んだり、家庭用のインクジェットプリンタも飽和状態です。
そんな中、私が在籍していたRolandDGは、20年以上前から屋外看板向けなどに特化した大型の産業用インクジェットプリンタを開発製造販売して、世界でトップクラスのシェアを持つようになりました。
10年以上前、私まだRolandDGに在籍していたときにBrother(ブラザー)が歩み寄ってきて「技術交流」が始まり、2年前でしょうか、RolandドDGの大型インクジェットプリンタ筐体にブラザーのピエゾプリントヘッドを搭載したOEM製品を出荷。
その後、Brother(ブラザー)がRolandDGにTOBをしかけて「まさかの敗北」という結果終わったのは、デジタルプリンティング業界に興味がある方々なら周知の事実です。
長々書きましたが、
インクジェットプリンタに関しては、消去法的に
「産業用途でしか活路を見いだせない」
ので、EPSONやBrotherが、
「産業用インクジェットプリンターの自社ブランド販売、自社製ピエゾプリントヘッド搭載して販売、自社製インクジェットインクとプリンタの販売」
によって生き残りを模索しているのです。
1980年代~1990年代の前半に、ペンプロッタ、カッティングプロッタなど産業用製品を販売していた日本企業が、1990年代後半から「産業用インクジェットプリンタ」を海外販売。
一般人には知名度が高い「EPSON、Brother、Canon」よりも先手を打って産業用で特化したプリンターの開発販売していたのが
「日本の中堅企業で産業用デジタルプリント設計メーカー」
なのです。
具体的には
- RolandDG
- ミマキエンジニアリング
- 武藤工業
- SIIインフォテック(現、沖データ)
- グラフテック
というメーカーであり、現在は事実上
「RolandDGとミマキエンジニアリングの2強状態」
なのです。
産業用プリントヘッドやプリンタおよびインクジェットインクを製造販売している企業の多くが日本企業であり
「デジタルプリンティングは日本のお家芸」
です。
この先、リコー、コミカミノルタ、京セラ、富士フイルム
などが、社運をかけた勝負をしてきます。
しかし、中国を筆頭とした海外メーカー台頭しているため「決して日本メーカーが安泰では無い」のです。
類似事例を出すなら、液晶テレビ、有機EL、OLEDは、LGとサムスンが独占している状態。
その後ろを中国メーカーが追いかけていて、有機ELパネル量産化を主導していたソニー、液晶パネルで世界制覇を目指したシャープ、プラズマディスプレイを製造していたパイオニア、パナソニック、日立などは、自社パネルの開発製造から撤退。
日本企業で残っているのは、赤字を垂れ流しているJDIくらいです。
産業用インクジェットプリンタの黎明期に市場を開拓した私としては
「いかなる方法でもデジタルプリンティングだけは、日本主導を維持したい」
と考えています。
私が保有するスキルとノウハウは原則として「私の頭のなかにある」わけで、AIが対応出来るものではありません。
大学時代に人工知能、AIを専攻していた私としては
「私自身がデジタルプリンティングのエキスパートシステム」
だといい切ります!
私ができることであれば、ぜひ企業担当さん連絡ください。
有言実行しますので、よろしくお願い致します。



